ROA(総資産利益率)って何!?
ってか、なんとか利益率とか多くない!?
なんかもうラブリーに、ファンタスティックに、かつゴージャスに教えて!!
という人向けです。
・・・っス。。。
投資の際の分析だけじゃなくFP・外務員試験にも役立ちます!
ROA(総資産利益率)って何!?
ROA(総資産利益率)の
- 意味
- 計算方法
- 目的
を順番に、やさしく、わかりやすく紹介していきます!
試験のために計算方法を知りたい人、知識を増やしたい人、それぞれ必要なとこまで読んでもらえたらと思います。
ROEとあわせて使おう!
ROA(総資産利益率)の意味!
ROA(総資産利益率)が何かというと、
純資産と借金の両方を使ってどれくらい利益をあげられているか!
を見るための指標で%で表します。
- ROE:株主のお金(自己資本)を使ってどれくらい利益をあげられているか
- ROA:純資産+借金=会社が持ってるお金全部(総資産)を使ってどれくらい利益をあげられているか
純資産とは株主のお金(みんなのお金)やトトさんが準備したお金など、返済義務のないお金のことです。
トトさん商事で例えます!
- トトさん商事の総資産(純資産+借金):2,000円
- トトさん商事の当期純利益(1年間の儲け):200円
ということは、トトさん商事のROA(総資産利益率)は10%!ということになります。
純資産と借金を使って200円(10%)増やすことができました!
ROA(総資産利益率)はこの表の赤で囲んだ部分、負債+純資産=総資産を使ってどれだけ稼げたかを見ます。
ROAは株主のお金だけじゃなく、借金も上手に使えてるかを見るんだよ!
ROA(総資産利益率)の計算方法!
ROA(総資産利益率)の計算方法は当期純利益を総資産(期首・期末平均)で割って、最後に100をかけることで求められます。
そういうややこしい式を出してくるからわからんくなるんや!!ってなるかもしれませんので下の式でイメージしてみてください。
最初はこのイメージでいいです。
練習問題
当期純利益300円、総資産6000円(期首・期末平均)のトトさんブックスの総資産利益率はいくらでしょうか?
ROA(総資産利益率)=当期純利益÷総資産(期首・期末平均)、そして×100
この式にあてはめると、
ROA(総資産利益率)=300円÷6000円=0,05、そして×100=5%
答え.5%!
実際の試験問題では財務諸表から利益と総資産を読み取って計算するのでもっと複雑ですが、ここではROAは純資産と借金の両方を使ってどれくらい利益をあげられているか!を見るものっていうのがイメージできたらOKです。
ROA(総資産利益率)の目的!
会社が総資産からどれだけ儲けを出してるかを見て、経営状況や経営効率なんかを把握する!
ROA(総資産利益率)は会社が持つすべての資産(総資産)が分母になるので、いろんなことがROAの上下の原因になります。
なのでいろんな指標とあわせて経営状況や経営効率を把握する必要があります。
例えば本業とは関係ない、会社が持ってる他社の株価の上げ下げなんかでもROAは変わったりします。
使い方!
- 経営状況、経営効率を把握する!:借金が多すぎ、もしくは少なすぎないか、不要な資産(利益を生んでない資産)を持っていないかなど
- 同じ業種でくらべてみる!:ROAは業種によって平均が違うので同じ業種でくらべてみるのが一般的!
- ROEなど他の指標とあわせて見る!:ROAだけで経営状況、経営効率を把握するのはムズイ!
製造業なんかは工場や装置などがあるから分母の総資産が大きく、ROAは低くなりやすいと言われてるね。
分析するときは負債や純資産の中身を細かく見ていく必要があるのでROAは他の指標とあわせて使う必要があります。
まとめ
ROA(総資産利益率)のまとめです。
- ROA(総資産利益率)の意味!:純資産と借金の両方(総資産)を使ってどれくらい利益をあげられているかをみるための指標!
- ROA(総資産利益率)の計算方法!:当期純利益÷総資産(期首・期末平均)、そして×100
- ROA(総資産利益率)の目的!:会社が総資産からどれだけ儲けを出してるかを見て、経営状況や経営効率なんかを把握する!
よりラブリーに、よりゴージャスに資本を使いましょう。では!